今や企業のブランディングや認知度向上、商品販促において欠かせないSNSマーケティング。しかし、実際はSNSマーケティングの効果を最大限に活かせている企業ばかりではないようです。そこで今回は「SNSマーケティングを成功させる方法」についてご紹介いたします。

なぜSNSマーケティングが必要なのか?
SNSマーケティングを行わなくても、既存の広告をしっかりやっていれば売上は獲得できる。そんな考えをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、今やどんな大手企業も、中小企業も、SNSマーケティングを無視できない時代が来ています。お客様の情報収集方法が多様化した現在、かつてのGoogleなどの検索エンジンやメールマガジンでの情報収集は二の次となり、現在は多くの人たちがSNSでの検索によって情報収集をしています。
例えば東京でホテルを探す時、Instagramで「#東京ホテル」と検索すると画像の一覧が表示されます。その中から気になった写真を見て、ホテルのアカウントに飛び、公式ホームページにアクセスして予約するという直接的な流入が増えています。人によっては、さらに詳細な情報を得るためにSNSで検索した後にWeb検索で情報を得て予約をする場合もあります。
また、SNSは単なる情報提供だけでなく、ブランディングやユーザーとのコミュニケーションツールとしても使うことができ、企業がマーケティングにSNSを活用することは多方面でプラスの効果が得られます。
改めて知りたい!インフルエンサーマーケティングとは?
SNS上で多くのフォロワー数を抱えているなど、影響力の大きい人をインフルエンサーと呼びます。この影響力を活用し、商品の広告宣伝を行うことをインフルエンサーマーケティングと呼びます。インフルエンサー自身の投稿としてPR用の投稿が行われるので、企業による宣伝よりも広告感が出ず、見る人に受け入れられやすいという特徴があります。
また、インフルエンサーの中にはある分野に特化した投稿を行なっている人もおり、その場合はフォロワーも同じジャンルへの関心が強い傾向にあります。このようなインフルエンサーを活用することでより商材に合った効果的なターケティングを行うことができます。例えば美容液をPRする場合は、コスメ系のインフルエンサーを活用するのが主流です。
どのSNSで自社アカウントを運用するのが効果的か?
SNSには、Facebookを始め、TwitterやTiktokなど色々ありますが、どれか1つに注力するとすれば、Instagramをお薦めします。理由は、月間アクティブユーザーが最も多く、認知度が上がりやすいためです。特に、20代・30代女性のユーザーが多く、視覚的に伝えやすいファッション、コスメ・化粧品、ダイエット・ボディメイク、ヘアケア、旅行など、この類の製品・サービスはInstagramとの相性が良いです。
また、自社アカウントの世界観が魅力的であれば、ファンが定着しやすい傾向にあります。最近はショッピング機能も追加され、直接的な購入も見込めるようになりました。BtoBの商品など、一部相性のよくない商材もありますが、これからSNSを始める方はまずはInstagramの運用を検討してみてはいかがでしょうか。
三大SNS(Instagram、Facebook、Twitter)は何が違うの?
SNSも様々なものが増えていますが、主要なのはInstagram、Facebook、Twitterだと言われています。それぞれにユーザー層や使用におけるメリットが異なるため、それぞれの特性を理解し生かして活用することが大切です。
画像・動画の投稿がメインで、視覚的なアプローチに強みを持つ商材と相性が良い。企業のブランディングや商品のプロモーションに効果的で、ブランドイメージを表現した画像や動画、あるいは商品の活用シーンが伝わる投稿が多い。ユーザー層は20代、30代女性がメインとなる。
ユーザー層は20〜40代男女のビジネスパーソンも多く、ビジネス活動に利用することも多い。写真や動画を投稿できるほか、文字数制限なく文章を投稿することができるオールマイティなSNS。
タイムリーな情報やキャンペーン情報など、すぐに知ってもらいたい情報をすばやく投稿することが可能。また、情報の拡散性に優れ、リツイート機能でフォロワー以外にも投稿内容が拡散される可能性があるため、企業の認知度の向上や外部SEOの強化にもつながる。ユーザー層は10代、20代がメインとなる。

実際に「売上がアップする」施策とは?
リグラム/リツイート/リポストキャンペーン
自社アカウントが投稿した内容を、ユーザーに再投稿し拡散してもらうキャンペーンです。再投稿をしてもらう代わりに、抽選で商品をプレゼントするなどのユーザーメリットを提供します。自社アカウント以外のフォロワーに情報が拡散され、認知度向上に繋がります。
ハッシュタグキャンペーン
指定のハッシュタグをつけて、関連する写真をユーザーに投稿してもらうことで情報拡散を狙うキャンペーンです。投稿者には特別なクーポンを配布したりプレゼントに応募できるなど、ユーザーメリットを提供すると参加者が集まりやすくなります。
同時に、UGC(Uger Generated Contens)と呼ばれる、ユーザーがSNSに投稿するサービスや商品に関する感想・口コミも増えるため、その商品についてSNSで検索する人たちにもより多くの情報を見せることができる効果もあります。SNSで商品検索する人たちは見込み顧客ですので必要な情報を見せることができれば、売り上げに繋がります。
フォロワーアップキャンペーン
キャンペーン期間中に自社アカウントをフォローしてくれた方に、自社製品や割引クーポンをプレゼントするキャンペーンです。自社アカウントのフォロワー数を増やすことで今後も投稿を見てくれるユーザーが増え、認知度を高めることができます。ただし、最近は裏アカウント(普段メインとして使っていないアカウント)でフォローをする人も多いため、このような形で自社のアカウントのフォロワー数を増やすのは得策ではなくなってきています。
SNSマーケティングの効果を最大化させるには
SNSをより効果的に使うためのTIPSをご紹介します。
ハッシュタグの付け方
・自社ブランド名や、商品名、サービス名、企業名、などの独自のハッシュタグ
・ライバル商品が使用している、検索数の多いハッシュタグ
・自社がターゲットとするユーザーが好むインフルエンサーと同じハッシュタグ
例えば化粧水の投稿の場合、#化粧品 や #化粧水 などのビッグワードを設定するよりも #乾燥肌用化粧水 #冬用化粧水 などスモールワードを意識することが大切。
写真の選定方法
ブランドコンセプトに合った世界観を意識すること。広告感が露骨に出ないように日常生活の一部を切り取ったかのような写真にすると良い。
例えば化粧品の場合、商品だけを揃えて置いてしまうと説明的で人工的な印象を与えてしまうので、化粧するシーンを想定して化粧台で撮影したり、化粧して出かけるというシーンを想起させるようなファッションアイテムと一緒に撮影したりするなど、見ている人の共感をえるように違和感をなくすことがポイント。
また、文書の工夫も大事。例えばスキンケアのアドバイスなど、ユーザーにメリットのある内容にすると共感も高まる。
SNSを使った売上の上げ方
大きくは以下の3つの方法
①UGC(商品に関するSNS上の口コミ投稿)を増やすこと
:先述の通り、検索はSNSが主流となっている。自社商品について検索してくれた人に質の良い情報を多く提供することが重要。そのためには自社の投稿ではなく、口コミ投稿を増やすことが大事。
あるアンケートによると、10代〜30代の女性565人のうち92%の人がSNSをきっかけに商品を購入したと回答。UGCを活用できれば購買にも繋がる。
②自社アカウントのフォロワー数を増やすこと
:フォロワーは既存顧客だけでなく見込み顧客も多い。アカウントから商品購入に誘導できるため、フォロワーを増やすことは効果的。ただしフォロワーの質も大事なので、裏アカウントばかり増えてしまうような施策を打つのはNG。
③インフルエンサーを活用するなど、認知度を上げること
:認知度が上がるだけでなく、人選によっては企業のブランディングにも繋がる。フォロワー数に捉われず、商品のコンセプトに合ったインフルエンサーを選ぶことが大事。
<インフルエンサーを活用した事例>
ボタニストというヘアケア製品の会社が、テレビCMやマス広告を使わず、Instagramで数十人のインフルエンサーを活用し宣伝。インフルエンサーが紹介したことによって認知度が上がり、また投稿からECサイトに飛べるようにした結果、2015年以降累計本数は2,500万本となり、日本、アメリカ、フランスの通販サイトでランキング第1位に。
これからインフルエンサーマーケティングを初める方へ
認知獲得をするためには自社投稿だけでなく、インフルエンサーを活用することも効果的です。以下に、弊社に問い合わせされるお客様からよく聞かれるご質問とその回答を紹介します。
Q. Cross Borderにはどんなインフルエンサーがいるのか?
コスメ、ファッション、美容、フード、フィットネス・ヨガ、旅行、ペット、ミスコン出場者の他、男性インフルエンサーなど様々な種類のインフルエンサーを抱えています。
Q. Cross Borderではインフルエンサーの依頼から投稿までどのくらい期間かかる?
最短で1週間程度です。しかし商品送付に時間がかかったり、インフルエンサーの都合によっては1週間以上有する場合もございます。
Q. Cross Borderではインフルエンサーのキャスティングの際、文章とタグ付けはどう決める?
企業様から頂いた希望の文章とハッシュタグを元に、基本的にはインフルエンサー様の言葉で記入・投稿していただいています。事前に投稿文を確認することは可能です。また、ハッシュタグについてはご要望があれば弊社から提供することも可能です。
Q. Cross Borderではキャスティング費用はいくら?
お客様の費用に合わせたインフルエンサーの選定をします。2万円/人〜キャスティング可能です。ご希望のインフルエンサーによっては、フォロワー数の関係等で費用が変わります。
Q. インフルエンサーは何名いるの?
インフルエンサー数は1000名以上で、内訳は下記の通りとなります。
・パワーインフルエンサー(フォロワー数10万人以上)が100名程度
・マイクロインフルエンサー(フォロワー数1万〜10万人)が300名程度
・ナノインフルエンサー(1万人以下)が1000名程度
まとめ
SNSによるマーケティング手法は今や特別なものではありません。しかし、その特徴を理解し、通常業務に加えてSNSの運用までを行うとなると、リソース不足についての懸念があるかもしれません。弊社ではインフルエンサーキャスティングに加え、SNSの運用代行も行っております。SNSの中でも、Instagramは特に「写真」が重要であることは前述した通りですが、毎日のようにアップするためにはかなりの労力が必要です。専門チームが撮影からコンテンツ作成、投稿まで全てを運用代行いたします。
インフルエンサーの手配やSNS運用など、SNSマーケティングのことなら、弊社のSNSチームにお気軽にご相談ください。

SNSサービスTOP:https://cross-b.jp/sns/
SNSキャスティングサービス:https://cross-b.jp/influencer/
SNS運用サービス:https://cross-b.jp/snslp/
インフルエンサー登録:https://cross-b.jp/cbnet/
お問い合わせメール:info@cross-b.jp
お問い合わせ電話番号:03-6812-9154