海外の美容展示会に適応する補助金と助成金

Pocket

海外の販路開拓を目的とした展示会出展は、海外進出において有効的な手法になります。海外進出を成功させるためには、まず自発的にターゲットとする国にアプローチすることが大切です。 展示会に出展することで、これまで関わりのなかった国や人、企業との接点が生まれます。 また、世界各国から出展社や商談に来る来場者が訪れるため、実施国以外の諸外国の企業と知り合う機会も生まれます。アジアで開催される美容の展示会は20を超えます。1回の展示会では会場費用と渡航費を合わせて100万円を超える費用が発生しますが、下記の助成金や補助金を利用することで費用を抑えることが可能です。 

補助金と助成金の違い

補助金と助成金の違いはほとんどありません。補助金も助成金も国や地方公共団体、民間団体から支出されるため、原則返済不要です。唯一の違いは、補助金は予算が決まっていて最大何件という決まりがあることです。そのため、公募方法によっては抽選や早い者勝ちになるなど、申請してももらえない可能性もあります。一方助成金は受けとるための要件が決まっているので、それを満たしていればほぼ支給されます。補助金は、期限も限られているうえに審査も難しいのが特徴です。募集は、「都道府県」「市や区」「商工会議所」などの区分で行われています。

代表的な4つの
募集内容をご案内します。

(1)市場開拓助成事業

<展示会等への出展小間料、出展に付随する経費及び新聞・雑誌等による広告費の一部>
都内中小企業者等が東京都及び公社による一定の評価又は支援を受け自ら開発、又は「イノベーションマップ」に該当する自社の商品化した製品等の販路拡大を行う場合に必要となる経費の一部を助成することにより、新規取引先の開拓を図るなど、都内の中小企業者等の振興に資することを目的としています。

【国内及び海外の市場開拓助成】
東京都及び公社の事業において一定の評価、認定、支援等により開発・改良、販路拡大を実施した自社の製
【成長産業分野の海外市場開拓助成】
東京都が策定した「イノベーションマップ」に示された開発支援テーマに合致する自社の製品等
・補助額:300万円
・提 出:令和2年4月13日~4月16日
・募 集:東京都中小企業振興公社

(2)販路拡大助成事業~展示会への出展等に関する助成~

自社の製品・技術・商品・サービスの販路拡大を目指す中小企業様向けに展示会への出展費用等の一部を助成します。
・助成額:150万円(上限)
・受 付:令和241日~令和3120
・申 請:簡易書留など記録の残る方法による送付(持参は受け付けません)
・募 集:東京都中小企業振興公社

(3)小規模事業者持続化補助金

小規模事業者が、商工会議所の助言等を受けて経営計画を作成し、その計画に沿って地道な販路開拓等に取り組む費用が補助されます。小規模事業者のほとんどは経営資源が不足していることから、全国にネットワー クを持ち、地域に密着している商工会議所を活用しながら、人口減少や高齢化などによる地 域の需要の変化に応じた持続的な経営に向けた取り組みを支援し、地域の原動力となる小規 模事業者の活性化を図ります。本補助金事業は、持続的な経営に向けた経営計画に基づく、小規模事業者の地道な販路開 拓等の取り組み(例:新たな市場への参入に向けた売り方の工夫や新たな顧客層の獲得に向 けた商品の改良・開発等)や、地道な販路開拓等とあわせて行う業務効率化(生産性向上)の 取り組みを支援するため、それに要する経費の一部を補助するものです。 
・補助額:50万円(上限)
・受 付:4月下旬~6月上旬
・募 集:商工会議所

(4)港区販路拡大支援事業補助金

会場使用料・小間料の出展費用、展示装飾に要する費用、出展物の輸送委託費(通関料を含む)、産業見本市等で配布するためのパンフレットの印刷経費、通訳または翻訳にかかる経費について、区内中小企業の方が、産業見本市に出展する際の経費の一部を補助されます。

・助成額:国内の展示会の場合は、上限15万円、海外の展示会の場合は、上限50万円
・受 付:4月から
・募 集:港区産業振興課 

申請するためには高いハードルがあるように感じている方がほとんどだと思いますが、必要な書類を準備したり、手順に沿った手続きを踏めば問題なく取得できることがほとんどです。まずは、管轄の都道府県に問い合わせてみてはいかがでしょうか?


化粧品の海外進出・在庫処分サービス
https://cross-b.jp/retail/ 

化粧品海外進出の情報発信
https://cross-b.jp/blog/ 

サービスに関するお問い合わせ
https://cross-b.jp/blog/contact