(後編はじまり)みなさん、まず最初のステップとして知識や情報を得るために本を買いますよね。知識は増えるけど、知識があっても実践に使えないんです。いつもアカデミーの生徒さんに伝えるのですが、みんな形から入るんです。ゴルフをはじめようと思ったらゴルフクラブを揃えるし、料理を始めようと思ったら鍋をそろえる。でも、いい道具を持っているからといって、ゴルがフ上手になりますか? いい鍋を持っていても美味しい料理は作れません。与えられた道具や知識だけあっても、できるようにはならないのです。そこに何が必要かというと、絶対的な経験なんですよね。経験を積まずに知識だけでやろうとするから美味しい料理は出来ない。イコール、株の世界で言うと、お金がなくなるのです。本に書いてあることだけではどうにもならない。本を書いている人は株の経験は無くて、株にくわしい人が本を書いてるだけという説もあります。株の評論家もいますけど、投資の実践プロでは無い。プレイヤーの中には、まれに天才がいますが基本的にはレアなケースです。
Q:株で数億円儲かった人の事例など聞きますがどのように学んでいるんでしょうか?
限りなく努力されている人の方が多いと思います。たまたまラッキーで、と言う方もいると思いますが、たまたまラッキーをずっと続けることはなかなか出来ないので、それを維持するために、増えたものをさらに増やす為に、努力をしていると思います。 その努力はインターネットで調べる、本を読むと言うようなレベルではないと思います。いろんな検証をしながら、多少はお金を減らすという痛い思いをしながら努力をされていると思います。
買うタイミング、どの銘柄、全てに根拠が必要
なぜ投資で失敗するかと言うと、自分の資金にあわせた取引をしていないこともありますが、一言で言うと「浅はか」といわれます。なぜその銘柄に投資をするかと言う裏付けや、なぜこの銘柄を買うか、などの根拠がない。そして、買う時期もたまたま。誰かに勧められた、本に書いてあった、は買う為の根拠にはなりません。ですから、一言で言うと「浅はか」です。勉強不足のまま、なんの知識もなく株を買ってしまう。負けるべくして負ける。勉強しはじめると、なぜ自分がダメだったのかという過去の失敗の理由が明確になります。アカデミーに参加されると、経験者の人たちがなぜ今まで無謀な事をしていたのかと反省して帰ります。
株の世界は免許がありません。お金があれば誰でも入っていける世界です。しかし、その世界にいるのは多くがプロです。スポーツ競技を始めたばかりの人がオリンピック選手と同じフィールドに立っているようなもの。どれだけ命知らずだったのかと言うこと。たまたま事故にならなかっただけ。仕事をして何千万と稼いでいる中から300〜500万を投資に回しているわけで、そんなに気楽に投資に使っていいんですか、と言うことです。家を買う時にじっくり考えて買うじゃないですか。それと同じです。
Q:株式ではない投資の種類が増えました。リゾート開発、仮想通貨など色々あると思いますが、根拠、信憑性を考えなければならない点は同じですか?
多くの人は、リターンしか見ておらず、リスクを考えていません。儲かる話には、乗ってみたくなりますが、それは投資じゃなくて投機。ただのギャンブルですね。自分がきちんと理解してやっていないのならギャンブルという種類に入ってしまいます。
知識と経験をアカデミーで学ぶ
当アカデミーでは、株でお金を儲けることは技術だと伝えています。技術は知識と経験で裏付けされているので、経験が絶対ありき。知識だけあってもダメなんです。ですから、やりながらでしか身につきません。やっていく過程の中で、痛い思いを経験しながら、ステップアップしていく。途中のプロセスで、やめたくなる瞬間もありますが、やめなかった人が株を資産運用として確立すると言うゴールに行き着く。事業と一緒です。真剣にやったら行き着きます。諦めた人は損したお金が死に金で終わりますが、やり切った人は途中で損したお金が未来のプラスを生むということです。
Q:既に投資で失敗して預金が今はありません。貯金が貯まりましたら、経験を活かして再開したら良いでしょうか?
ちゃんと失敗を生かせれば大丈夫です。同じ失敗を繰り返す人の方が圧倒的に多いですが、繰り返し、未熟ではない“根拠”を見つけていくと言うことが大事です。事業でも、多少の浮き沈みを経験し、こう言う従業員を雇わないようにしようとか、こう言う企業との付き合いはやめようとか、痛い思いをしながら、繰り返さないようにします。毎回好きになるのがダメンズ、のような女性もいますが、それを繰り返さずに、未来の成功にできるタイプが、将来成功していくと思います。大なり小なりの失敗をしながら身につけていくと言うことですね。
Q:アメリカは資産運用の意識が高いと聞きますが日本と違いますか?
学校教育の違いですね。アメリカ投資の授業があるし、年金という制度が無いので自分の老後の資金は、自分で作り始めないといけません。貯金だけではやっていけないから、投資をしなければならないという社会の風潮があります。小学生から投資に対する意識が違い、プレイヤーの数も多く貯金をするのと同じ感覚で投資をしています。でも、負ける人が多いのは日本と同じで、努力してない人はやはり負けます。株だけではなく、積み立ての投信にも入ります。 日本だと就職すると財形を薦められますが、アメリカは積み立ての変額年金保険を最初からやるのが当たり前なんです。老後、貯金ではどうにもならないと言う答えがもう出ているので、自分の資産は自分で作るのが当たり前と言う考えがあります。
日本は、生活保護や失業保険などの社会保証は充実しており、お金の知識はなくてもいいし、お金のことを語ると「卑しい」といった考えがありますが、それはもう時代遅れです。これからは金融に対するリテラシーや知識を絶対的に持つべきだと考えています。 知識を持っている人と持っていない人で言えば、生涯的な資産、千万単位の違いが出るくらいだと考えています。しかし、知識を得るためだけにお金が払えるかと言ったら、知識そのものにお金はつかないのでなかなかそこにモチベーションが上がりません。当アカデミーでは知識を得ることによって株の売買をし収益を上げるというメリットがついてきますから、「知識を得る」と言う努力をしていただきます。知識を持つ人を増やし、リテラシーの底上げをし子供たちにその知識を教えていく。そしてリテラシーや知識を持った子供たちが大人になった時に、日本が世界的な経済の中での立ち位置を確立していく。 これがトレーダーズアカデミーの思いです。
Q:日本経済が中国に負けているのはその辺が要因ですか?
中国に負けているのは絶対的に数の原理、いわゆる人口の数です。日本の人口が1.2億人、中国の富裕層が1億人と言うことを考えたら、動いているお金の数が桁違い。リテラシーについては絶対数が違いますから中国の方が高いです。お金があるから自分たちに能力がなくてもお金で解決できることが多いんですね。そう言う部分では、日本は中国には勝てません。リテラシーで言うと、ヨーロッパ、先進国が絶対的な強さがあると思います。特にイギリス。リテラシーの高さと経済力は比例しません。ただ、今の中国はまだ経済が発展していないので成り上がりが多い。日本も昔は成り上がり率が高かった。今は、ある程度頭の良い人でないとお金持ちと言う分類には入れない。時代がもう少し成熟したら中国も変わると思いますね。
Q:浦山さんが投資をはじめて学んだことを教えてください。
株で学んだことと言うと、リテラシーを上げたことで世の中の目利きができるようになり、時代の先取りができるようになりました。生き方、考え方が変わりました。お金の置きどころが変わり、付き合う人も変わりました。おかげさまで、投資のことで、僕はステップアップ出来て人生が豊かになりました。
アカデミーをはじめたのは36歳です。たまたまご縁があって、このアカデミーを始めるのと自分が投資を始めるのが同時でした。この業界にはいないタイプです。金融出身の人が多い中、そう言う世界にいたこともない、金融の“き”の字も知らない。知識も資格もありませんでしたが、豊かになりたい一心でやってきました。今は、豊かになりたい人を育て、結果的に喜んでもらえることに喜びを感じています。自分が豊かになれればいい、と言う20代を過ごし、騙す方と騙される方なら、騙される方が悪い、と思っていました。それが投資に出会い、人に豊かになってもらって自分も豊かになりたいなと思うようになったんです。 右往左往しながらでしたから、自分の株取引だけで言えば5〜6年かかりました。会社の運営、アカデミーの運営の安定と言うとやはり8年ほどかかりました。
日本は、世界の経済から置いていかれると思います。人口が減っているということ、国土が限られていること、移民を受け付けないと言うこと。これらを考えると、もう大きな発展はたぶん望めないので、いい時悪い時を繰り返す、循環のスパイラルに入ります。未来5年10年というと負のスパイラルの時代に入っていきます。負のスパイラルに耐えられる投資法を身につけた人でないと生き残れないと言う市場になっていきます。株価が上がっていくことによって利益を出す、と言う手法だけだと、投資家は今後この世界ではお金をなくしていく、と言う時代になることを証券会社は気付いています。ですから、投資が出来る人たちを作っていこうと時代が変わりつつあります。例えば、アメリカで言うと、株価の上昇で利益を出すと言う手法しか出来ない現物取引の売買手数料を無料にしています。証券会社は株価が上がり続けるとは思っていません。株価が下がり始めたら株価の上昇で利益を出していた人が売買をしなくなります。すると手数料を収益としている証券会社は株価が下がって利益を出す手法を投資家たちに理解させないと生き残れないんです。日本でもこの動きが2〜3年で加速していきます。 投資をしっかり学び、上昇相場でも下降相場でも利益を出すと言うことを経験していく必要があります。当アカデミーでは13年前から株価が下がっても利益を出せる手法を教えています。
Q:最後に、トレーダーズアカデミーについて教えてください。
トレーダーズアカデミーでは、株価が上がるのか、下がるのかを予測したり、何関連の銘柄が良いのかを分析するのではなく、上げ相場でも下げ相場でも利益を出せる技術が学べます。テクニカル分析を中心に学び、経験を積みながら、自身の売買ルールを作ります。講師は皆、現役のトレーダーなので、経験談も聞けたり、メンタルコントロールについてのお話もしています。個別面談等も希望に応じて行っている為、初心者でも女性でも安心して学べるスクールです。何もわからず30万の株を買うのであれば、まずはスクールに入学金を払い学んでいただいた方が個人投資家人生のステップとしては良いとお伝えしています。(トレーダーズアカデミーは年間の月会費のトータルは24万円(入学金を除く))
アカデミーの生徒さんの傾向は富裕層です。お金に困っている人は基本的には入学しません。 年収400から500万くらいの方が一般的です。昨年から、20代の人たちが真剣に資産運用を気にし始めているな、と感じるようになりました。お金を払ってでも、やらなきゃいけない風潮は、昨年秋口から入学という形で増えてきました。これまでは20代が入学するのは全国で年間一人程度だったのが、昨年はポロポロ入学しはじめた。入学金上げているのにです。若い世代の方が真剣になりはじめたんだろうなぁと感じます。
13年アカデミーを運営して思うのは、株ってギャンブルじゃ無いの?と思う人が9割だったのが、株は学んでやる、と言う認識がだんだん一般化してきたと言うこと。今までニッチだったから僕らみたいな中小しかやっていませんでしたが、大手も着手しはじめたと言うこともありますね。しかし、当アカデミーは他にマネできないやり方でやります。 市場に関しては、非常に変化していると思います。生徒さんの質もちょっとずつ変わって大衆化している気がしています。
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