2020年最新版 世界の化粧品メーカー売上ランキング

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BEAUTY PACKAGING「世界の化粧品メーカー売上ランキング2019年度版(Top 20 Global Beauty Companies for 2019)」が発表されました。今回の記事では、上位10社のランキングを、人気ブランドや主要製品の傾向なども含めて紹介します。

2019年、売上ランキング上位の化粧品メーカーの全体傾向

近年、大手化粧品メーカーでは持続可能(サステナブル)な製品作りが強化されています。特にパッケージへの取り組みは顕著で、脱プラスチック化やリユース・リフィル可能な素材の導入など、各社が取り組みを進めています。サステナブルな商品を好んで購入する消費者も増えており、今後この動きは益々加速するでしょう。また2019年はEコマースで売上を伸ばした化粧品メーカーが多く見られました。特にメンズ向けやジェンダーレスな商品での売上増加が目立ち、今後もニーズは高まると予想されています。

第1位 ロレアル(L’Oréal)/フランス/売上高308億米ドル

欧州、米州、アジア州でバランスよく売上を伸ばし、2007年以来最高の対前年比売上高成長を達成、営業利益率は過去最高を記録しました。特にアジアでは、「ランコム」や「キールズ」なども含まれるプレステージ市場のスキンケア製品のうち、アンチエイジング製品の売れ行きが好調でした。

第2位 ユニリーバ(Unilever)/オランダ・イギリス/売上高236億米ドル

営業利益の50%を占める化粧品事業のうち、2桁成長を遂げた好調事業の1つはダヴシリーズ。特許を取得した制汗剤を搭載した「レキソナ・クリニカル」シリーズは、売上高が2.6%増となりました。プレステージブランドも2桁成長を達成し、特に「ダーマロジカ」、「アワーグラス」、「リビングプルーフ」などのブランドが好調でした。

第3位 エスティ・ローダー(The Estée Lauder Companies)/アメリカ/売上高:149億米ドル

プレステージ市場を専門としている同社の売上高は前年度比9%伸長。「エスティ・ローダー」の「アドバンスド ナイト リペア」や「ラ・メール」の「クレーム ドゥ ラ メール」など、プレステージブランドのスキンケアの主力製品が堅調な強さを見せました。また、中国、インド、東南アジアを中心とした新興国市場の売上高が30%以上増加。特に、「エスティ・ローダー」の「アドバンス ナイト リペア アイ スーパーチャージド コンプレックス」などの販売が成功しました。

第4位 プロクター・アンド・ギャンブル(Procter & Gamble)/アメリカ/売上高:124億米ドル

同社の売上高の約20%を占める化粧品事業では、スキンケアとパーソナルケア、ヘアケア製品を展開。スキンケアとパーソナルケアでは、フェイシャルスキンケアのトップブランド「オレイ」の売上が好調でした。

第5位 資生堂/日本/売上高:99億米ドル

日本で圧倒的なブランド力を持つ同社は、プレステージブランドが売上高の約半数を占めます。特に「SHISEIDO」は世界85の国と地域で展開され、同社のトップブランドに成長しました。エイジングケア化粧品の「エリクシール」、日焼け止めの「アネッサ」も、アジアを中心に大きく売上を伸ばしました。

第6位 コティ(Coty)/アメリカ/売上高:93億米ドル

「バーバリー」、「カルバンクライン」、「グッチ」など、有名ハイブランドも取り扱う同社の製品は、香水市場で世界1位、プロフェッショナルヘアカラー&スタイリング市場で世界2位、カラーコスメ市場で世界3位の実力を誇ります。北米と欧州の売上高が全体の約60%を占めています。

第7位 LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン/フランス/売上高:69億米ドル

LVMHは、有名ハイブランドから将来性のある若手ブランドまで幅広く所有。2019年度はアジアでの需要が急増しました。特に「クリスチャン・ディオール」は、市場をはるかに上回るスピードで成長し、「ジャドール」、「ミス ディオール」、「ソーバージュ」の香水に加え、メイクアップとスキンケアの好調が業績に大きく貢献しました。

第8位 バイヤスドルフ(Beiersdorf)/ドイツ/売上高:67億米ドル

世界的ブランドであるニベアシリーズを抱える同社では、「ニベアデオ」、「ニベアボディ」、「ニベアフェイス」が成長を牽引しました。特に、南アメリカ、中東、アジアでの売上が伸びました。また、プレステージブランド「ラ・プレリー」が前年比20%増の成長を遂げました。

第9位 ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson)/アメリカ/売上高:63億米ドル

同社の化粧品事業は全体の20%程度の売上高を占め、前年比約5%増となりました。成長を支えたのは、主に敏感肌用の製品を取り扱う「ニュートロジーナ」および「アビーノ」です。2019年から同社に加わった「ドクターシーラボ」も、同社のダーマコスメティック市場の売上を牽引しています。

第10位 花王/日本/売上高:57億米ドル

中華圏の化粧品事業の好調により、スキンケアブランドの「freeplus」や「キュレル」、「ソフィーナ」のメイクアップ下地やUV製品が大きく売上を伸ばしました。プレステージブランドの「RMK」「SUQQU」も堅調に推移しています。

まとめ

2020年最新版の化粧品メーカー売上ランキングトップ10社の内訳は、米国4社、欧州4社、日本2社という結果になりました。各社に共通しているキーワードとして、「プレステージブランド」や「アジア市場などの新興国エリア」の売上の増加が読み取れます。強い独自ブランドを築き上げ、新興市場でマーケットシェアを獲得してくことが、今後も化粧品市場での売上増に必須と言えるでしょう。

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