先日アマゾンジャパン本社にて、今年初めて開催するAlexaスキルアワード2018 ファイナルステージイベントへ参加してきました。
Alexaスキルとは?
Alexaスキルとは、クラウドベースの⾳声サービス「Amazon Alexa」に対応し、Alexa を搭載した「Amazon Echo」を始めとするデバイスで利用できる機能。企業や個人の開発者は、日本のユーザーのためにそれぞれの知識を Alexa に対応させ、独自のサービスとして提供
引用元:https://robotstart.info/2018/06/13/alexa-skill-award.html

Alexaスキルアワード2018
『Alexa でつくる、テクノロジーと人がもっとつながる未来。』がコンセプト。
このコンテストを通じ魅力的なスキルが開発され、Alexaを通してテクノロジーと人がもっとつながり合う未来を期待する目的で開催されました。
エントリー期間は2018年6月13日〜8月27日までで、応募総数は365。
うち最終選考にノミネートされたスキルは、24組でした。
最優秀賞には個人部門と法人部門があり、それぞれ各1組ずつが選ばれます。

【審査基準】
・日常性(日常的に使ってもらえる、楽しさや便利さにあふれたスキル)
・わかりやすさ(誰でも使えるわかりやすい音声インターフェイス)
・独創性(アイデアが独創的)
・発展性(スキルに発展性、拡張性がある)
・完成度(作品としての完成度の高さ)
引用元:http://alexaskillawards.jp
どんなスキルがノミネート?
▪︎おばあちゃんセンサー
離れた場所に住むおばあちゃんやおじいちゃんの動きを感知。その子どもというか家族は動きを感知した最新の場所と時間が聞けるというスキル。
▪︎YES NO ライト
YES NO枕のライトバージョン。ピンクならYES、ブルーならNO。
これならSexレスで悩む日本人夫婦やカップルでも、ケンカなどをせずにコミュニケーションが円滑にいきそうですよね。
▪︎ぼく、わたし帰ったよ
共働きの家庭が多い現代社会。子どもを長時間、家に1人にするのが心配。
祖父母に預かってもらうとしても、子どもが祖父母の家に帰宅したかが心配だという、そんな想いをサポートしたスキル。

このほか子どもとお出かけできるスポットの情報や、日帰りで楽しめるスポットの情報などを教えてくれるスキルや、ついつい忘れてしまいがちなゴミ出しの日を教えてくれるスキルなど、日常的に使えてわかりやすいスキルばかり!
どのスキルもアレクサに話しかけるだけで、アレクサが情報を教えてくれるのでとても便利です。
最優秀賞を受賞したのは?
【個人部門】
▪︎みんなのおりがみ
なかなか画像だけではわかりにくい折り紙の折り方を、音声と画像と両方で教えてくれるスキル。
受賞理由は、音声と画像と両方で教えてくれるという点や、他の分野や用途での発展性も期待できるという点。またアレクサとユーザーとの会話があるという点も理由の一つなのだそうです。
年配の方のボケ防止や、一緒にアレクサを使うことで、子どもと年配の方とをつなぐツールになりそうな予感がしました。
【法人部門】
▪︎クイックちゃん
社内のマッサージサービスの、システム運用のために開発されたのがこちら。
視覚障害を抱えるヘルスキーパーの方が他のスタッフの方の助けを借りずとも、アレクサに話しかけるだけで、業務ができるという支援スキル。
視覚障害があったり、マッサージ中で両手がふさがっていたりする中でも、声だけでマッサージを待っている社員を順番に呼び出すことができ、円滑に業務遂行できている点が評価の理由だそう。

海外の富裕層は、電気をつける、消す、音楽を聴く、ニュースを聴くなどと、すでにAlexaを使いこなしている方が多いのだとか。
しかしながら日本では、「(使いこなし方が分からないから)音楽を聴く程度」にしか活用されていないという声も。
今回のスキルアワードで開発されたAlexaスキルをはじめ、未知なる可能性を秘めているAlexa。
日本でAlexaを日常的に使いこなすことが一般的になるのも、もしかすると遅くはないかもしれません。